2020年3月1日 (仮訳)米国南部産の有柄ハリタケ類 (1):新種Phellodon mississippiensis Baird, RE., Wallace, LE. & Baker, G., 2013. Stipitate hydnums of the southern United States 1: Phellodon mississippiensis sp. nov. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2013/00000123/00000001/art00023 [Accessed March 1, 2020] 【R3-07095】2020/3/1投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 米国ミシシッピ州で採集された菌を検討し、Phellodon mississippiensisとして新種記載した。 本種は子実体が海綿質の綿毛状で、刺が淡褐色~淡さび色または鮭肉色であり、稀にクランプを有することなどで特徴づけられた。 本種の形態は環境条件により大きく変化したが、ITS領域に基づく分子系統解析で独自の系統を形成した。 United States of America. Mississippi, Noxubee County, Tombigbee National Forest, North Trail sect. D of Noxubee Crest Mountain Bike Trail System (新種) Phellodon mississippiensis R.E. Baird, L.E. Wallace & G. Baker 語源…ミシシッピ産の 【よく似た種との区別】 Phellodon putidus(ツツジタケ) 形態的に類似している(混同のおそれがある) 子実体縁部の色の範囲が重なる ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種より子実体のサイズがずっと大きい 本種と異なり子実体の傘と柄が融合して非常に頑丈になるという特徴を欠く 本種と異なり子実層托の刺が鮭肉色でない 本種と異なり柄同士が基部で融合するという特徴を欠く 本種と異なり菌糸にクランプを欠く ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Phellodon tomentosus(ジョウゴハリタケ) 形態的に類似している(混同のおそれがある) 菌糸にクランプを有することがある ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり針葉樹の樹下のみに発生する 本種より子実体がずっと薄い 本種と異なり子実体の傘と柄が融合して非常に頑丈になるという特徴を欠く 本種と異なり子実層托の刺が鮭肉色でない ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Phellodon fibulatus 形態的に類似している(混同のおそれがある) ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種より子実体がずっと薄い 本種と異なり菌糸のクランプが稀ではなく豊富 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Phellodon confluens(フクリンハリタケ) 形態的に類似している(混同のおそれがある) ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子実体が非常に薄い 本種と異なり子実体縁部が鮭肉色または橙色でない ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Phellodon radicatus 米国に分布する 形態的に類似している(混同のおそれがある) 柄の基部が融合する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり柄基部が根状 本種と異なり肉が帯黒色 本種と異なり菌糸体の厚い塊を生じる 本種より担子胞子のサイズが大きい